JCBを装った「JCBカードが制限されている旨のお知らせ」は迷惑メールです。
このようなメールを受信した場合は、削除してください。
私はJCBカードを使っているので、メールを受信した時はあれっと思ってしまいました。
そこで、本記事では迷惑メールと判断した理由と対処方法について紹介していきます。
迷惑メールと判断した理由
迷惑メールと判断した理由は以下の通りです。
・日本語が不自然
・差出人のメールアドレスが公式ではない
・メール本文のリンクが公式ではない
それぞれについて解説していきます。
日本語が不自然
1つ目の理由は、日本語が不自然な点です。
メール本文が「拝啓」で始まり「敬具」で終わっています。
拝啓と敬具は封書で使い、メールでは使わないことが一般的です。
メールを非常に丁寧に書きたいという意味ではあるかもしれませんが、やはり不自然ですね。
また、「弊社のシステムによるモニタリングの結果、セキュリティ上の懸念」との記載がありますが、違和感を覚えます。
書くなら「弊社システムにセキュリティ上の懸念」です。
翻訳ソフトを使って無理やり日本語にしたような書き方ですね。
これらの内容から、迷惑メールできます。
差出人のメールアドレスが公式ではない
2つ目の理由は、差出人のメールアドレスが公式ではない点です。
差出人のメールアドレスを見ると、ドメインが「@wtit838ho2.com」となっています。
wtit838ho2.comを調べても、検索で一致する情報は見つかりません。
また、JCBでしたら、以下が主なドメインになります。
・@qa.jcb.co.jp
・@cj.jcb.co.jp
・@info.jcb.co.jp
・@jcb.co.jp
送られてきたメールはどれにも当てはまらないです。
検索で一致しない、またJCBのドメインではないことから、迷惑メールと判断できます。
メール本文のリンクが公式ではない
3つ目の理由は、メール本文のリンクが公式ではない点です。
メール本文に、「ご利用確認はこちら」というリンクがあります。
リンク先のURLを確認すると、https://myjcb.whshente.comです。
jcbという文字は含んでいますが、jcbは日本の会社なので、co.jpを使うはずです。
また、whshenteという文字も意味が分からないです。
よって、迷惑メールと判断できます。
「ご利用確認はこちら」をクリックすると、詐欺サイトに飛ぶしくみです。
フィッシング詐欺の手口ですので、絶対にクリックしないようにしましょう。
もし、クリックしても絶対に個人情報は入力してはいけません。
安全な対処法
受信したメールが、迷惑メールか判断に困った時の安全な対処法を紹介します。
JCBには、MyJCBというカードご利用代金の確認やポイント照会などができる会員サービスがあります。
MyJCBに登録して、カードの利用状況を確認しましょう。
MyJCBで問題無く確認できれば、受信したメールは迷惑メールです。
公式サイトでの確認が確実ですので、是非利用してください。
詐欺サイトで個人情報を入力した場合の対処法
詐欺サイトで個人情報を入力した場合、JCBカードのヘルプデスクに連絡しましょう。
ヘルプデスクに詐欺サイトで個人情報を入力したことを伝えて、以下の手続きを実施しましょう。
・MyJCBのアカウント変更
・JCBカードの停止、再発行
実際に被害を受けた場合は、警察にも連絡しましょう。
迷惑メールの原文
迷惑メールの原文です。
このようなメールを受信したら、絶対に手続きせずに削除しましょう。
件名:
JCBカードが制限されている旨のお知らせ
本文:
拝啓、
JCBカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、お客様のJCBカードに一時的な制限がかけられていることをお知らせいたします。弊社のシステムによるモニタリングの結果、セキュリティ上の懸念が生じたため、一部のカード利用が制限されています。
お客様のアカウントの安全を確保し、不正利用を防止するため、追加のセキュリティ対策を講じる必要があります。お手数をおかけいたしますが、弊社のカスタマーサポートまでご連絡いただくか、以下のリンクをクリックして、制限解除の手続きを行ってください。
qB ご利用確認はこちら
制限解除が完了するまで、一部のカード利用が制約されますが、お客様のアカウントの安全性を最優先に考えております。ご理解とご協力をお願い申し上げます。
ご不明な点やご質問がございましたら、いつでも弊社カスタマーサポートまでお問い合わせください。迅速かつ丁寧に対応させていただきます。
引き続き、JCBカードをご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
心より感謝申し上げます。
敬具、
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株式会社ジェーシービー
東京都港区南青山5-1-22
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©JCB Co., Ltd. 2024
まとめ
JCBを装った「JCBカードが制限されている旨のお知らせ」は迷惑メールですので、対応しないでください。
迷惑メールと判断した理由は以下の通りです。
・日本語が不自然
・差出人のメールアドレスが公式ではない
・メール本文のリンクが公式ではない
受信したメールが迷惑メールか判断に困った時は、MyJCBでカードの利用状況を確認しましょう。
詐欺サイトで個人情報を入力した場合、JCBカードのヘルプデスクに連絡してカードの停止・再発行の手続きをしましょう。
また、実際に被害を受けた場合は、警察にも連絡しましょう。
怪しいメールを受信したらメール内容をしっかりと確認して、騙されることがないように十分に気を付けましょう。