「+377」から始まる知らない番号はどこの国からの発信?目的と対処方法は?

「+377」から始まる知らない番号から電話がかかってきたという話を耳にします。

この電話はどこの国からの発信でしょうか?
電話を取ると高額請求されるのでしょうか?

そこで本記事では、「+377」から始まる電話はどこの国からの発信か、また目的と対処方法について解説していきます。

「+377」から始まる電話番号はどこの国から発信?

「+377」から始まる電話番号は、モナコからの発信です。

モナコといっても、どこだろうと思いますよね。
モナコは、ヨーロッパ南部に位置して、周囲をフランスに囲まれています。
物価が非常に高く、裕福な国として知られています。

モナコに知り合いがいない方は、「+377」から始まる電話がかかってくることはないですよね。
なので、「+377」から始まる知らない番号は、詐欺目的の電話の可能性が高いです。

そのような電話は取らない、かけ直さないように注意しましょう。

電話を取ると高額請求される?

「+377」から始まる知らない番号の電話を取ると、高額請求されるでしょうか?

その点については、大丈夫です。。
電話を取っても、高額な通話料金は請求されません。

ですが、かけ直した場合は、高額な通話料金を請求される場合があります。
「+377」から始まる知らない番号には、絶対にかけ直さないようにしましょう。

また、一部例外があり、以下の場合は通話料金が請求されるので気を付けましょう。

・コレクトコールからかかってきて、通話料金の支払いを了承した場合
・海外にいる時に、海外からの電話をとった場合

電話の目的は?

電話の目的は、国際電話を利用した詐欺の可能性が高いです。

知らない番号からの電話だと気になりますよね。
そんな気持ちを利用した詐欺ですね。

詐欺の内容について紹介します。

ワン切り詐欺

ワン切りして相手からのかけ直しを待つ詐欺です。

かけ直すと、国際電話のため通話料金が非常に高いです。
詐欺グループが、海外の電話会社と結託してワン切りをしている可能性もあります。
そのような場合は、国際電話による高額な請求料金の一部が電話会社に流れるという仕組みです。

なので、「+377」から始まる知らない番号にかけ直すことは絶対にNGです。

架空料金を請求する詐欺

電話を取った場合は、未納料金があるという自動音声アナウンスが流れる場合があります。
アナウンスに従っていくと、詐欺のオペレーターにつながります。

詐欺のオペレーターから個人情報を聞かれたり、お金を騙し取ろうと誘導される可能性があります。

電話を取って自動音声アナウンスが流れたら、すぐに電話を切りましょう。

対処方法

このような国際電話を利用した詐欺の対処方法を紹介します。
以下の対処方法が効果的です。

・着信を無視する
・着信拒否する
・公的機関に相談する

それぞれについて解説していきます。

着信を無視する

海外からの知らない番号は、無視することが一番です。
また、電話に気付かず着信が入っていても、かけ直さないようにしましょう。

なぜ自分の電話にかかってきたのかと不思議に思うかもしれませんが、詐欺電話は片っ端から発信して、特定の個人を狙っているわけではありません。
知らない番号から電話がかかってきても、無視を続ければ電話はかかってこなくなるでしょう。

着信拒否する

スマートフォンに標準搭載の着信拒否を設定しましょう。

また、契約中の電話会社に連絡して国際電話を着信拒否するサービスも利用できます。
サポートセンターに相談してみましょう。

公的機関に相談する

受けた電話が詐欺の可能性がある場合は、専用の詐欺対策ダイヤルに相談しましょう。
NTTなどの大手通信業者が提供する迷惑通話対策センターも非常に役立ちます。

固定電話を使っている方は、これらのサービスを活用すると良いでしょう。

まとめ

「+377」から始まる電話番号はどこの国から発信か、目的と対処方法について解説しました。

「+377」から始まる知らない電話番号はモナコからの発信で、詐欺目的の電話です。
対処方法は以下を実践しましょう。

・着信を無視する
・着信拒否する
・公的機関に相談する

詐欺に巻き込まれないためにも、知らない海外からの電話は取らない、かけ直さないことが一番です。
本記事がみなさまの生活にお役立ち出来ると幸いです。