スマホで画像を長押ししても保存できないことってありませんか。
気に入った写真を残したいのに「保存できない」「反応しない」となると、ちょっとイライラしますよね。
実はこのトラブル、多くの場合はスマホの設定やストレージの問題、あるいはサイト側の制限によって起きています。
この記事では、「スマホで画像を長押ししても保存できない」ときの原因と、すぐに試せる解決方法を詳しく紹介します。
iPhoneとAndroidの両方に対応した対処法を紹介するので、どんな機種でも安心して対処できます。
この記事を読めば、画像保存ができない原因がすぐに分かり、今日からストレスなく好きな画像を保存できるようになりますよ。
スマホで画像を長押ししても保存できない原因

スマホで画像を長押ししても保存できない原因について解説します。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
空き容量が足りない
スマホで画像を保存できないとき、まずチェックしたいのが「ストレージ容量」です。
スマホはアプリや動画、写真、音楽などさまざまなデータを保存しています。
容量が一杯になると、新たなデータを保存できなくなる仕組みです。
ストレージが不足していると、長押ししても保存が反応しない、またはエラーメッセージが出る場合があります。
設定アプリの「ストレージ」や「デバイスケア」から空き容量を確認しましょう。不要な動画やアプリを削除するだけで、保存できるようになることが多いです。
特に動画ファイルは容量を圧迫しやすいので注意が必要です。
通信がオフになっている
Web上の画像を保存する場合、通信がオフだとダウンロードが行えません。
スマホのモバイルデータ通信やWi-Fiがオフになっていないかを確認してください。
機内モードになっていたり、Wi-Fiが切断されているだけでも、画像は保存できません。
通知バーを下ろして、「モバイルデータ」や「Wi-Fi」のアイコンが青く点灯しているかをチェックしましょう。
もしオフなら、タップしてオンにすればOKです。
通信速度が遅い
通信はできていても、速度が遅すぎる場合は画像が途中で読み込めず、保存に失敗することがあります。
特に高画質な画像や大きなファイルは、回線速度が遅いと保存完了まで時間がかかります。
時間を置いて再試行したり、Wi-Fi環境に切り替えるのが効果的です。
スマホが通信制限中になっているときも同様の症状が出やすいです。
通信制限を確認するには、キャリアのマイページやアプリをチェックしましょう。
ブラウザのキャッシュが溜まっている
ブラウザアプリのキャッシュが多すぎると、画像の読み込みや保存に悪影響を及ぼすことがあります。
キャッシュとは、一度閲覧したデータを一時的に保存しておく仕組みで、再表示を速くする目的があります。
しかし、キャッシュが古くなったり容量が増えすぎると、ブラウザが正常に動かなくなります。
iPhoneなら「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」、Androidなら「Chrome」→「履歴」→「閲覧データを削除」からキャッシュを削除してみましょう。
キャッシュ削除後に再起動すると、保存機能が正常に動作するケースが多いです。
画像の保存権限がない
Androidの場合、ブラウザやアプリに「ストレージアクセス権限」が付与されていないと保存できません。
初回起動時に「デバイスの写真・メディア・ファイルへのアクセスを許可しますか?」と聞かれた際、「拒否」を選ぶと保存がブロックされます。
この設定はあとから変更できます。「設定」→「アプリ」→「権限」→「ストレージ」から、対象アプリに「許可」を与えてください。
権限を許可すると、長押しで画像保存が可能になります。
特にChromeやLINE、Instagramなどは個別に権限設定が必要なので要注意です。
SDカードの不具合がある
Android端末では、保存先がSDカードに設定されている場合、カード自体の不具合で保存できないことがあります。
SDカードが認識されていない、または接触不良を起こしている可能性があります。
「設定」→「ストレージ」からSDカードが検出されているか確認しましょう。
もし表示されない場合は、一度カードを抜き差ししたり、別のスマホで読み込めるか試してください。
長年使用しているSDカードは劣化している可能性もあります。
サイト側が保存を制限している
一部のサイトでは、著作権保護のために画像保存を制限していることがあります。
このようなサイトでは、長押ししても「保存」や「画像をダウンロード」といった項目が表示されません。
また、JavaScriptで右クリックや長押し操作を無効化している場合もあります。
この場合、技術的にはユーザーが設定を変更しても保存はできません。
無断でダウンロードや転載を行うと著作権法に違反する可能性があるため注意が必要です。
スマホで画像を保存できない時の対処法

スマホで画像を保存できない時の対処法について解説します。
この章では、すぐに試せる5つの対処法を順に紹介していきます。
不要なデータを削除する
画像が保存できない時に最初に試したいのが、不要なデータの削除です。
スマホの内部ストレージは、アプリ・動画・写真・音楽などでどんどん容量が消費されます。
保存できない原因の多くは、空き容量不足によるものです。
「設定」アプリから「ストレージ」を開き、どの項目が容量を圧迫しているかを確認しましょう。
動画やキャッシュデータを削除すると、かなりの空き容量を確保できます。
特にゲームアプリやSNSアプリは容量が大きいので、使っていないものはアンインストールしておきましょう。
通信状態を確認する
Web上の画像を保存するには通信が必要です。通信が不安定な状態では、保存が完了しないことがあります。
まずスマホの通信状態を確認してみましょう。
画面上部から下にスワイプして「Wi-Fi」や「モバイルデータ通信」がオンになっているかをチェックします。
もしオフになっていた場合は、オンに切り替えるだけで保存できるようになることもあります。
通信制限中の場合は、速度低下で画像の読み込み自体が遅くなるため注意が必要です。
Wi-Fiに切り替えられる環境なら、そちらを優先して利用するのがおすすめです。
ブラウザのキャッシュを削除する
キャッシュが溜まりすぎると、ブラウザの動作が重くなり画像の保存ができないケースが増えます。
キャッシュ削除は、ブラウザの再起動にも似たリフレッシュ効果があります。
iPhoneの場合は「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」、Androidでは「Chrome」→「履歴」→「閲覧データを削除」と進みます。
チェック項目に「キャッシュされた画像とファイル」があることを確認して削除しましょう。
削除後にブラウザを再起動することで、不具合が解消されることが多いです。
キャッシュは定期的に消すことで快適な操作を維持できます。
画像保存の権限を許可する
Androidでは、アプリやブラウザに「ストレージアクセス権限」を与えないと画像を保存できません。
Chromeなどで「保存できません」と出た場合は、設定の見直しが必要です。
「設定」→「アプリ」→「権限」→「ストレージ」から、保存に使用するブラウザを「許可」に変更してください。
この操作で、長押しから画像を保存できるようになります。
一度許可すれば、次回以降の操作は不要です。
特に初回に「拒否」を押してしまった場合、気付かないうちに保存がブロックされていることがあります。
SDカードの状態を確認する
Androidスマホの場合、保存先がSDカードに設定されていることがあります。
SDカードが正しく認識されていないと、画像の保存は行えません。
「設定」→「ストレージ」から、SDカードが「検出済み」になっているかを確認してください。
もし表示されない場合は、一度取り外して差し直すか、別のデバイスで読み込めるかを試しましょう。
長年使っているカードは劣化が進んでいる可能性もあるため、新しいカードへの交換も検討しましょう。
保存先を内部ストレージに変更することで、一時的に問題を回避できる場合もあります。
iPhoneで画像を保存できない時の解決方法

iPhoneで画像を保存できない時の解決方法について解説します。
iPhoneでは設定やiCloudの容量不足などが原因で、画像の保存ができなくなるケースがよくあります。
Safariの設定を見直す
iPhoneで画像を保存できない場合、まずSafariの設定を確認してみましょう。
Safariでは「コンテンツブロッカー」や「JavaScriptの設定」が原因で画像の保存が制限されることがあります。
設定アプリを開き、「Safari」を選択してから「コンテンツブロッカー」をオフにしてください。
また、「JavaScript」をオフにしていると、サイトの保存機能が動作しなくなる場合があります。
設定の「詳細」→「JavaScript」をオンにしておくことで、正常に保存できるようになります。
設定を見直したら、一度Safariを完全に終了して再起動してみましょう。
iCloudストレージを整理する
iPhoneで撮影した写真やダウンロードした画像は、iCloudと同期していることが多いです。
しかし、iCloudのストレージ容量が不足していると、画像が保存できなくなります。
「設定」→「自分の名前」→「iCloud」→「ストレージを管理」で使用状況を確認しましょう。
もし空き容量がない場合は、不要なバックアップや古い写真を削除して容量を確保してください。
無料プラン(5GB)はすぐに埋まりやすいので、必要であれば容量プランの変更も検討しましょう。
空きが確保されると、再び画像の保存がスムーズになります。
コンテンツ制限を確認する
iPhoneでは、画像やファイルの保存が「スクリーンタイム」のコンテンツ制限で制御されている場合があります。
特に家族共有設定や子ども用アカウントを使用している場合、保存機能が制限されている可能性があります。
設定アプリから「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」→「コンテンツ制限」を選びましょう。
必要に応じて「写真」や「Webコンテンツ」を「制限なし」に変更します。
制限がオンのままだと、Safariで画像を長押ししても保存ボタンが表示されません。
変更後は、Safariやカメラアプリを再起動して動作を確認しましょう。
iOSを最新バージョンに更新する
iOSが古いままだと、保存処理に関する不具合が残っている場合があります。
Appleはアップデートで多くのバグ修正を行っているため、定期的な更新が重要です。
「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開き、利用可能なアップデートがあるかを確認してください。
もし新しいバージョンが表示されたら、Wi-Fi接続のうえで更新を実行します。
更新後に再起動が行われると、Safariや写真アプリの動作が安定し、保存の問題が解決することがあります。
アップデート後は、念のためキャッシュをクリアして動作をチェックしておきましょう。
Androidで画像を保存できない時の解決方法

Androidで画像を保存できない時の解決方法について解説します。
Androidでは、権限設定や保存先の不具合によって画像が保存できなくなることがよくあります。
Chromeのストレージ権限を許可する
Androidで画像を長押ししても保存できない時、最も多い原因が「権限設定」です。
ブラウザのChromeにストレージへのアクセスを許可していないと、画像を保存する操作がブロックされます。
設定アプリを開き、「アプリと通知」→「Chrome」→「権限」→「ストレージ」を確認します。
「許可しない」になっていた場合は「常に許可」に変更してください。
この設定を行うだけで、長押し保存がすぐに可能になるケースが非常に多いです。
許可後にブラウザを再起動してから再度画像を保存してみましょう。
ダウンロードフォルダを確認する
画像を保存しても見つからない場合、実は保存自体は成功していて、フォルダが違うだけのことがあります。
Androidではブラウザごとに保存先が異なるため、Chromeなら「Download」フォルダ、Samsung Internetなら「画像」フォルダなど、パスが違う場合があります。
ファイルマネージャーアプリを使い、「内部ストレージ」→「Download」または「Pictures」フォルダを開いて確認しましょう。
アプリによっては内部フォルダ構成が独自仕様になっているため、保存先が複数に分かれていることもあります。
画像が見つからない時は、検索バーで「.jpg」や「.png」といった拡張子を検索してみるのもおすすめです。
SDカードの接触不良を確認する
Android端末では、保存先がSDカードに設定されていると、カードの接触不良や認識エラーで保存ができないことがあります。
SDカードが正しくマウントされているかを「設定」→「ストレージ」で確認してください。
「読み込み中」や「認識されていません」と表示される場合は、カードを抜き差ししてみましょう。
別のデバイスで認識できる場合は、スマホ側のスロットが原因の可能性もあります。
長期間使用しているSDカードは書き込み速度が低下していることがあり、新しいカードに交換することで解決するケースも多いです。
AndroidOSをアップデートする
古いAndroidOSを使っていると、アプリやブラウザとの互換性が原因で保存ができないことがあります。
システムアップデートでこのような不具合が改善される場合が多いです。
「設定」→「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」から、利用可能な更新を確認しましょう。
アップデートがある場合は、Wi-Fi接続の状態でダウンロードし、再起動まで行います。
アップデート後にブラウザやアプリを再インストールすると、動作がより安定しやすくなります。
更新によってセキュリティも強化されるため、定期的な確認がおすすめです。
画像を長押ししても反応しない時の裏ワザ

画像を長押ししても反応しない時の裏ワザを紹介します。
どんな設定を見直しても画像を保存できない場合は、少し工夫することで回避できることがあります。
スクリーンショットで保存する
画像を長押ししても保存できない時の最も簡単な方法が「スクリーンショット」です。
スマホの画面全体を撮影して保存する機能なので、どんなサイトでもほぼ確実に使えます。
iPhoneでは「サイドボタン+音量アップ」、Androidでは「電源ボタン+音量ダウン」で同時に押すと撮影が可能です。
撮影後は、写真アプリやギャラリーでトリミングして画像部分だけを切り出しましょう。
サイト側が保存禁止にしていても、スクリーンショットなら表示されている範囲をそのまま保存できます。
ただし、著作権がある素材をSNSや他サイトに再投稿するのは避けましょう。
別のブラウザアプリを使う
ブラウザアプリによっては、サイトの仕様との相性で「長押し保存」が反応しない場合があります。
そのような時は、別のブラウザを使ってみるのがおすすめです。
iPhoneなら「Chrome」や「Firefox」、Androidなら「Microsoft Edge」や「Opera」などを試してみましょう。
同じサイトでも、アプリによって保存機能の挙動が違うため、切り替えるだけで解決することがあります。
特にChromeとSafariはセキュリティ機能が強いため、他ブラウザでは保存できるケースが多いです。
アプリストアで無料ダウンロードできるので、サブブラウザとしてインストールしておくと便利です。
画像ダウンロードアプリを利用する
どうしても長押しで保存できない場合は、専用のダウンロードアプリを使うのも手です。
PlayストアやApp Storeでは、「画像保存」や「ダウンロードマネージャー」などのアプリが数多く公開されています。
これらのアプリはURLを貼り付けるだけで、ページ内の画像を一括で保存できるものもあります。
ただし、安全なアプリを選ぶことが大切です。評価やレビューを確認し、不審なアプリは避けましょう。
画像保存アプリを使う場合は、アプリの権限設定(ストレージアクセス)を忘れずに許可する必要があります。
公式ストア経由で提供されているアプリを使用すれば、安心して利用できます。
それでもスマホで画像を保存できない時の最終手段

それでもスマホで画像を保存できない時の最終手段について解説します。
すべての対処を試しても解決しない場合は、スマホ自体の一時的な不具合やアプリの競合が原因である可能性があります。
スマホを再起動する
画像が保存できない時、最初に試したいのがスマホの再起動です。
再起動によってシステムの一時データがリセットされ、動作が安定することがあります。
AndroidでもiPhoneでも、長時間の連続使用によってキャッシュやメモリの不具合が蓄積されることがあります。
電源をオフにして1分ほど待ち、再び電源を入れてから再度画像を保存してみましょう。
多くの場合、これだけで動作が復帰し、長押し保存が再び使えるようになります。
再起動はもっともシンプルですが、効果の高いトラブル対処法です。
セーフモードで動作確認する
アプリの競合が原因で保存ができないケースもあります。その際に有効なのが「セーフモード」です。
セーフモードでは、スマホが最小限のアプリ構成で起動するため、不要なアプリの干渉を受けません。
Androidの場合は電源ボタンを長押しし、「電源を切る」を長押しして「セーフモードで再起動」を選びます。
iPhoneの場合はセーフモードが標準では搭載されていませんが、再起動やアプリ削除で代用できます。
セーフモードで画像保存ができるようなら、原因はインストール済みアプリにあると判断できます。
問題のアプリをアンインストールした後、通常モードに戻して動作を確認しましょう。
専門アプリで修復を試す
それでも改善しない場合は、スマホのファイルシステムや保存領域の不具合を修復する必要があります。
このようなときに役立つのが、データ修復や管理専用のアプリです。
代表的なものとしては、「Dr.Fone」「PhoneClean」「SDメンテナンスツール」などがあります。
これらのアプリは不要なキャッシュを削除したり、破損した一時ファイルを修復したりすることで、保存処理の正常化を図ります。
特にAndroidではストレージの書き込みエラーが原因のことも多く、修復アプリの利用で回復する例があります。
ただし、信頼できる公式アプリのみを使用し、個人情報の入力を求めるツールには注意してください。
修復後は一度スマホを再起動し、画像の保存動作を確認してみましょう。
まとめ|スマホで画像を長押ししても保存できない時の対処法
| 主な原因と解決のポイント |
|---|
| 空き容量が足りない |
| 通信がオフになっている |
| ブラウザのキャッシュが溜まっている |
| 画像の保存権限がない |
| SDカードの不具合がある |
スマホで画像を長押ししても保存できない時は、まずストレージや通信の状態を確認するのが基本です。
空き容量がない、通信がオフ、またはブラウザキャッシュの溜まりすぎなど、単純な原因が多いです。
iPhoneの場合はSafariやiCloudの設定、AndroidではChromeのストレージ権限やSDカードの状態を確認しましょう。
それでも改善しない場合は、別のブラウザを試したり、スクリーンショットで保存するなどの裏ワザも有効です。
最終手段としては再起動や修復アプリの利用で、ほとんどのケースは解決できます。
保存できない状態を放置するとデータ管理にも影響するため、早めに原因を突き止めて対処しておくことが大切です。
もし、システム的な不具合が疑われる場合は、メーカーのサポートや専門アプリの修復機能を活用するのもおすすめです。
より詳しい動作の原因分析やスマホ修復に関しては、以下の公式情報も参考になります。
Google公式ヘルプ:Androidでファイルをダウンロードまたは保存できない場合の対処法
Apple公式サポート:iPhoneやiPadでファイルや写真を保存する方法
総務省:スマートフォンの安全な利用に関する情報