スマホで通話を切りたくても、通話終了ボタンが見当たらないことってありませんか。
画面が真っ暗になったまま操作できなかったり、ボタンを押しても反応しなかったりと、地味に困るこのトラブル。
この記事では、スマホの通話終了ボタンが表示されない・反応しない原因と、その解決方法を分かりやすく解説します。
AndroidやiPhoneなどの機種別の対処法も紹介しているので、自分のスマホに合った方法が必ず見つかります。
この記事を読めば、通話中に焦ることなくスムーズに通話を終了できるようになりますよ。
スマホで通話終了ボタンがないときの原因

スマホの通話終了ボタンがないときの原因について解説します。
それでは、スマホの通話終了ボタンが消えてしまう主な原因を詳しく見ていきましょう。
通話中に画面が真っ暗になってボタンが押せない
スマホで通話中に画面が真っ暗になり、通話終了ボタンが押せなくなる現象はとてもよく起こります。
この現象の多くは近接センサーの誤作動が原因です。
近接センサーは、スマホを耳に当てたときに頬などの接触で誤操作しないように、画面を自動的にオフにする仕組みです。
しかし、このセンサー部分に汚れや保護フィルムの端がかかっていたりすると、耳から離しても画面が暗いままになってしまうことがあります。
センサー部分は多くの機種で画面上部の受話口付近にありますので、軽く拭いて汚れを取るだけでも改善する場合があります。
通話アプリがフリーズして反応しない
スマホの通話アプリ自体がフリーズして、通話終了ボタンが表示されなくなることもあります。
特に、LINEなどのサードパーティ製通話アプリでは、バックグラウンドでの動作やアップデートの不具合によってフリーズが発生することがあります。
この場合は、一度ホームボタンを押してアプリを閉じ、マルチタスク画面からアプリを完全に終了させてください。
その後、再度アプリを起動して通話が終了できるか確認すると、問題が解消することがあります。
定期的にアプリのアップデートを確認しておくのも有効です。
AndroidとiPhoneで操作方法が違う
スマホの機種によって通話画面のレイアウトや終了方法が異なるため、ボタンの位置が見つけにくいこともあります。
Androidでは、機種によっては通話アプリを閉じると終了ボタンが表示されないことがあります。
この場合は、ステータスバーを下にスワイプして、通知領域に表示される「通話中」の通知から終了ボタンをタップすれば解決できます。
一方、iPhoneでは通話終了ボタンが赤いアイコンで明確に表示されますが、画面が暗くなる現象が起きた場合は近接センサーや画面ロック設定が関係している可能性があります。
機種ごとの仕様の違いを理解しておくことで、焦らず対処できます。
システム不具合で通話が切れない
通話終了ボタンが反応しない場合、スマホのシステム側に一時的な不具合が発生していることもあります。
特にAndroid OSの更新後などは、通話アプリやシステムがうまく同期していないことが原因となることがあります。
また、システムキャッシュが溜まりすぎて操作が重くなっていると、ボタンを押しても反応しないケースもあります。
こうした場合は、一度再起動を行うことで正常な状態に戻ることがあります。
それでも改善しないときは、システムアップデートや通話アプリの更新を検討しましょう。
一時的なバグを再起動で直す
スマホは、長期間電源を切らずに使用していると動作が不安定になり、一時的なバグが発生することがあります。
通話終了ボタンが押せない、画面が固まるといった症状もこの一種です。
こうした場合は、スマホを再起動するだけで直ることが非常に多いです。
再起動するとシステムの一時データがクリアされ、動作が軽くなります。
特に、Androidスマホでは週に1回程度の再起動を習慣にすることで、通話や通知に関するトラブルを未然に防ぐことができます。
スマホの通話終了ボタンがないときの対処法

スマホの通話終了ボタンがないときの対処法について解説します。
通話が切れないときは、焦らず次の手順を順番に試すことでほとんどのケースが解決できます。
通知バーから通話を終了する
通話中に画面が暗くなってボタンが押せないときは、通知バーから操作するのが最も簡単な方法です。
画面の上部から下にスワイプして通知領域を開くと、「通話中」という表示が出ていることがあります。
その中にある「終了」ボタンをタップすれば、画面が真っ暗なままでも通話を切ることができます。
特にAndroidでは、ホーム画面や他のアプリを開いている間に通話画面が消えることがあるため、この方法を覚えておくと便利です。
通話アプリが応答しない場合でも、通知からの操作ならほとんどの機種で動作します。
電源ボタンで通話を終了する設定を使う
Androidスマホでは、「電源ボタンを押すと通話を終了する」という便利な機能があります。
設定を開いて、「ユーザー補助」→「電源ボタンで通話を終了」をオンにするだけで利用できます。
この設定を有効にしておくと、通話中に画面が暗くなっても、電源ボタンを押すだけで確実に電話を切ることができます。
特に近接センサーの誤作動が多い機種では、この設定を有効にすることでストレスが大幅に減ります。
一度設定しておけば、以降の通話でも同じように使えるので非常に便利です。
通話アプリを再起動または更新する
通話終了ボタンが押せないときは、通話アプリ自体がフリーズしている可能性があります。
一度ホーム画面に戻り、マルチタスク画面からアプリをスワイプして完全に終了させてください。
その後、再度アプリを起動し直すと、動作が安定してボタンが表示されることがあります。
また、Google PlayストアやApp Storeで通話アプリの更新がある場合は、必ず最新バージョンにアップデートしましょう。
特にLINE通話などのアプリ通話では、アップデートによって不具合が解消されることが多いです。
Bluetooth接続を切って通話を終了する
Bluetoothイヤホンや車載ハンズフリー機器に接続していると、スマホ側で通話が終了できない場合があります。
この場合は、Bluetooth接続を一度オフにしてから通話を終了しましょう。
画面上部をスワイプしてクイック設定メニューを開き、「Bluetooth」アイコンをタップしてオフに切り替えます。
イヤホンやスピーカーを外すと、スマホ本体の通話画面が復活してボタンが押せるようになるケースが多いです。
Bluetoothの自動接続機能を使っている方は、この点にも注意が必要です。
機内モードをオンオフして改善する
通話終了ボタンが反応しない場合、通信回線や通話機能の一時的なエラーが原因のこともあります。
機内モードをオンにして15秒ほど待ち、再びオフに戻すと通信がリセットされ、動作が安定することがあります。
さらに念のためスマホを再起動しておくと、システムの軽い不具合も一緒に解消されます。
この方法は、通信関連のエラーに特に有効です。
通話が切れないときの定番リセット法として覚えておくと便利です。
スマホの通話終了ボタンがないときに試す機種別の対処法

スマホの通話終了ボタンがないときに試す機種別の対処法について解説します。
スマホの通話終了ボタンがないときの対処法は、機種によって操作方法や設定箇所が異なります。
ここでは、主要なスマホブランドごとの具体的な対処法を紹介します。
Xperiaで通話を終了できないときの対処
Xperiaでは、通話中に画面が暗いまま戻らないという相談が特に多いです。
原因の多くは近接センサーの誤作動や、保護フィルムによる感度低下です。
まずは、画面上部にあるセンサー部分を柔らかい布で拭き、汚れを除去してみてください。
それでも改善しない場合は、「設定」→「ユーザー補助」→「電源ボタンで通話を終了」をオンにしましょう。
また、Xperia特有の省電力機能が干渉して通話アプリが停止することもあります。その場合は、省電力モードを一時的にオフにして通話終了操作を確認してください。
Galaxyで画面が暗いままのときの解決策
Galaxyシリーズでは、画面が暗くなって通話終了ボタンが押せないという現象がしばしば起こります。
これは近接センサーの感度設定が高すぎることや、保護ガラスの厚みによる遮断が原因です。
対策としては、「設定」→「ディスプレイ」→「明るさの自動調整」を一度オフにしてみましょう。
また、通知バーを下にスワイプして「通話中」の通知を表示させ、「終了」ボタンを押せば画面が暗くても通話を切ることができます。
それでも切れない場合は、「電源ボタン」と「音量下ボタン」を10秒間同時に押して強制再起動することで通話を強制終了できます。
AQUOSやPixelで通話が切れない場合の方法
AQUOSやPixelでは、システムの軽い不具合で通話終了ボタンが表示されないことがあります。
まず試すべきは再起動です。AQUOSは「電源ボタン」を10秒以上、Pixelは「電源ボタン」を30秒ほど押し続けると強制再起動ができます。
また、Pixelなど一部のAndroidでは、通話中に別のアプリを開くと通話画面が消える仕様になっています。その場合はステータスバーを下にスワイプし、「通話中」通知から終了ボタンをタップすれば解決します。
通話アプリのキャッシュを削除するのも効果的です。「設定」→「アプリ」→「通話アプリ」→「ストレージ」→「キャッシュを削除」を実行してみてください。
この方法で多くの一時的なエラーが改善されます。
iPhoneで通話画面が消える場合の確認ポイント
iPhoneでは通話中に画面が暗くなり、通話終了ボタンが表示されないことがあります。
多くのケースでは画面の近接センサーが原因です。
iPhoneのセンサーは受話口の横にあるため、汚れやフィルムの端が反応を妨げている可能性があります。
まず、保護フィルムやケースを外してから、画面を軽く拭いて再度通話を試してみましょう。
また、再起動を行うことで一時的な不具合を解消できる場合もあります。「電源ボタン」と「音量上ボタン」を同時に長押しして電源を切り、再起動後に再度通話を試してください。
これでも直らない場合は、設定アプリの「アクセシビリティ」→「タッチ」→「近接センサーの設定」を確認し、必要に応じて調整するのがおすすめです。
スマホの通話終了ボタンがないトラブルを防ぐ習慣

スマホの通話終了ボタンがないトラブルを防ぐ習慣について解説します。
スマホの通話終了ボタンが表示されないトラブルは、日常のちょっとした習慣で未然に防ぐことができます。
ここでは、トラブルを起こさないための具体的な対策習慣を紹介します。
画面保護フィルムは適切なものを選ぶ
通話終了ボタンが押せない原因のひとつに、画面保護フィルムの影響があります。
特に近接センサー部分を覆ってしまうフィルムを使うと、通話中に画面が暗いまま戻らないトラブルが発生します。
スマホの機種に対応した「センサー位置がくり抜かれているタイプ」のフィルムを選ぶようにしましょう。
また、安価なフィルムは光センサーを遮る場合もあるため、メーカー純正や信頼できるブランドの製品を選ぶのがおすすめです。
貼り替え時には、画面を丁寧に拭いて汚れを取り除くことも重要です。
不要な通話系アプリは削除しておく
スマホに通話関連アプリを複数インストールしていると、動作が競合してトラブルが起きやすくなります。
特に通話録音アプリやサードパーティ製通話管理アプリは、標準の通話アプリとバッティングして誤作動の原因になることがあります。
不要なアプリはアンインストールして、通話はできるだけ標準の通話アプリを使うのが安全です。
もし仕事などで特定のアプリを使う必要がある場合は、定期的にアップデートを確認し、互換性を保つようにしましょう。
アプリの整理は動作の軽量化にもつながります。
定期的にスマホを再起動する
スマホを長期間再起動せずに使い続けると、システム内の一時データが蓄積されて動作が不安定になります。
この状態では通話アプリが正しく動作せず、通話終了ボタンが押せないなどの問題が発生しやすくなります。
週に一度はスマホを再起動する習慣をつけましょう。
再起動によってキャッシュがクリアされ、アプリやセンサーの動作がリフレッシュされます。
とくにAndroidでは、再起動が軽い不具合の解消に非常に効果的です。
アップデートをこまめに確認する
スマホのOSや通話アプリは、定期的にアップデートが提供されています。
これを怠ると、古いバージョンの不具合が残ったままになり、通話終了ボタンが正しく動かない原因となります。
「設定」→「システム」→「システムアップデート」から更新の有無をチェックしておきましょう。
また、Google PlayストアやApp Storeで通話アプリの更新も確認してください。
アップデートをこまめに行うことで、セキュリティも強化され、より安定した通話が可能になります。
まとめ|スマホの通話終了ボタンがない原因と対処法
| 原因別の主な対処法 |
|---|
| 通話中に画面が真っ暗になってボタンが押せない |
| 通話アプリがフリーズして反応しない |
| 通知バーから通話を終了する |
| 電源ボタンで通話を終了する設定を使う |
| 画面保護フィルムは適切なものを選ぶ |
スマホの通話終了ボタンがないトラブルは、近接センサーの誤作動や通話アプリの不具合など、意外と単純な原因で起こることが多いです。
まずは通知バーや電源ボタンを活用して通話を終了し、再起動やアップデートなどの基本的な対処を行うのが効果的です。
それでも改善しない場合は、保護フィルムやケースの見直し、センサー部分の掃除を試してみてください。
通話をスムーズに終わらせるためには、定期的な再起動やアップデートの習慣も大切です。
スマホは日常的に使うツールだからこそ、日頃のケアと設定の見直しで快適に使える状態を保ちましょう。