スマホで0120に電話すると料金は無料?キャリア別の違いと無料でかける方法を解説!

スマホで0120に電話をかけると料金がかかるのか、気になったことはありませんか。

一見「フリーダイヤルだから無料」と思いがちですが、実は契約プランや通信環境によっては有料になる場合もあります。

特に格安SIMや楽天リンクなどのIP電話アプリ、海外からの発信では注意が必要です。

この記事では、スマホから0120に電話するときの料金の仕組みや、キャリア別の違い、そして確実に無料でかけるための実践的な方法をわかりやすく解説します。

通話料をムダに払わないためのポイントを知って、安心して問い合わせができるようになりましょう。

スマホで0120に電話すると料金はいくらかかるのか解説

スマホで0120に電話すると料金はいくらかかるのかについて解説します。

それでは、順番に詳しく説明していきます。

通話料が無料になる仕組み

0120は「フリーダイヤル」と呼ばれるもので、発信者ではなく受信者が通話料を負担する仕組みになっています。

そのため、基本的には0120に電話をかける側、つまりあなたのスマホには料金が発生しません。

ただし、注意が必要なのは「すべての通信環境で無料になるわけではない」という点です。

たとえば、海外ローミング中や一部のIP電話サービス、格安SIMを利用している場合は、例外的に通話料金が発生することがあります。

0120は企業側が契約している「着信課金サービス」によって運用されており、通話料を企業が負担することで、顧客が気軽に問い合わせを行えるようになっています。

この仕組みは、通信会社を経由して企業が月ごとに通話料を支払う形で成り立っています。

携帯キャリアごとの料金の違い

主要キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)では、国内から0120に電話をかける場合、通話料は一律で無料です。

ただし、無料通話が適用されるのは「音声通話プランを契約している場合」に限られます。

データ通信専用SIMや、通話オプションを外しているプランでは、発信自体ができないケースがあります。

キャリアごとに細かい違いがあるため、サポートページで自分のプランに0120通話が含まれているか確認するのがおすすめです。

また、0120でも一部の特別な回線(企業の内線システムなど)では接続できない場合があり、その場合は代わりに050や0570が案内されることがあります。

格安SIMから0120にかけるときの注意点

格安SIMを使っている場合、0120への通話は「無料にならないことがある」というのが重要なポイントです。

格安SIM事業者は自前の回線を持たず、大手キャリアのネットワークを借りて運用しています。

このため、音声通話を独自のIP回線(VoIP)経由で処理することが多く、フリーダイヤル対応外のルートを通る場合があります。

例えば、LINEモバイルやIIJmioの一部プランでは、0120への発信が制限されていたり、発信できても料金が発生することがあります。

格安SIMを利用していて、0120にかけたいときは、通常の電話アプリ(プレフィックスなし)で発信すると通話が安定しやすいです。

また、IP電話アプリ(例:楽天リンク)を経由するとフリーダイヤルが利用できないケースも多いので注意が必要です。

IP電話アプリを利用したときの扱い

IP電話アプリを使って0120に発信するときは、接続ができないか、有料になることが多いです。

これは、IP電話が「インターネット回線上で音声データをやり取りする仕組み」を使っているため、一般の電話回線を経由しないからです。

フリーダイヤルは通常の電話網(PSTN)を使うことを前提にしているため、IP経由では正しく認識されないことがあります。

Skype、LINE通話、楽天リンク、050plusなどのアプリでは、0120への発信がサポート外になっている場合があります。

このような場合は、スマホの標準電話アプリから直接発信することで、0120に正しく接続できるようになります。

スマホから0120に電話するときの落とし穴

スマホから0120に電話するときの落とし穴について解説します。

一見すると無料で安心な0120ですが、実際には「思わぬ落とし穴」が存在します。

データ通信専用プランでは0120に電話できない

スマホの契約プランが「データ通信専用プラン」の場合、0120に電話をかけることができません。

これは、音声通話の機能自体が含まれていないためです。

たとえば、タブレット用のデータ専用SIMやモバイルルーター用のSIMでは、電話アプリを開いても発信が行えません。

また、音声通話がないプランに通話オプションを後付けしても、0120への接続が制限されるケースもあります。

つまり、「0120は無料だから誰でもかけられる」というのは誤解で、音声通話機能があるプランでないと発信自体ができないのです。

海外から0120に電話するときの料金

海外から日本の0120に電話をかける場合、通話料は無料ではありません。

これは、0120が「日本国内専用のフリーダイヤル番号」であるためです。

海外の通信事業者から見れば、0120は通常の国際通話扱いになり、発信者が料金を負担することになります。

例えば、ハワイやアメリカ本土などから日本の企業(0120)に電話をかけると、国際通話料金が発生します。

どうしても海外から連絡したい場合は、企業の「国際電話専用番号」や「メール・チャット問い合わせ窓口」を利用すると良いでしょう。

通話アプリ経由で0120に接続できないケース

通話アプリを経由すると0120に接続できないことがあります。

特に、楽天リンクやLINE通話、SkypeなどのIP通話系アプリでは、0120を認識できず、発信が失敗することが多いです。

これは、アプリがインターネット回線を使って音声データを送受信する仕組みのため、通常の電話回線網(PSTN)に接続できないからです。

こうしたアプリでは、「発信できません」や「番号が無効です」と表示されることもあります。

もし接続したい場合は、スマホに標準搭載されている電話アプリから直接発信しましょう。

0120以外の番号と間違いやすい注意点

0120とよく似た番号に注意が必要です。

たとえば「0570」や「0800」は一見似ていますが、料金体系がまったく異なります。

0570は「ナビダイヤル」と呼ばれ、通話料は発信者が負担します。

また、0800もフリーダイヤルの一種ですが、企業によっては一部のスマホから接続できないケースもあります。

「0120だと思って電話したら、実は0570だった」という勘違いで通話料が発生するケースが非常に多いです。

発信前に番号をよく確認し、フリーダイヤルの記載を見逃さないようにしましょう。

主要キャリア別の0120の通話料金

主要キャリア別の0120の通話料金について詳しく解説します。

スマホで0120に電話するとき、キャリアごとに扱いが微妙に異なります。

ドコモの0120の通話料金と無料条件

ドコモでは、国内から0120に電話をかける場合は基本的に無料です。

音声通話プランを契約していれば、どのスマホからでも発信でき、通話料は一切かかりません。

ただし、国際ローミング中や海外からの発信は対象外で、通常の国際電話料金が適用されます。

また、格安SIM(ahamoを含む)でも0120は無料で利用可能ですが、IP電話アプリ経由では接続できないことがあります。

なお、ドコモでは「0570(ナビダイヤル)」は有料なので、0120と間違えないよう注意が必要です。

現在のプランが音声通話に対応しているかどうかは、「My docomo」アプリから契約内容を確認できます。

auの0120の通話料金と設定確認方法

auでも、0120への通話は無料です。

ただし、音声通話機能が含まれていないデータ通信専用プランでは発信できません。

また、海外滞在中に日本の0120へ電話をかける場合は、国際通話扱いになり、1分あたりの料金がかかります。

auユーザーで発信できない場合は、「発信規制設定」や「国際ローミング設定」が影響している可能性もあります。

「設定」アプリの通話メニューから、発信規制が有効になっていないかを確認しておきましょう。

ソフトバンクの0120の通話料金の注意点

ソフトバンクのスマホでも、0120への通話は無料です。

ただし、通話アプリを経由した発信(LINEや050アプリなど)は対象外となります。

ソフトバンクの「通話し放題プラン」や「準定額プラン」では、0120への通話が無料に含まれています。

注意点として、法人契約やデータ通信専用SIMでは、0120への発信が制限される場合があります。

もし接続できない場合は、「ソフトバンクカスタマーセンター」への問い合わせで設定確認を依頼しましょう。

楽天モバイルの0120の通話料金と対策

楽天モバイルでは、0120への発信に注意が必要です。

楽天リンクアプリ経由では、0120にかけられないケースが多く報告されています。

これは楽天リンクが「データ通信を使った通話(VoIP)」のため、フリーダイヤルの仕組みに対応していないことが理由です。

0120に電話する場合は、スマホに標準搭載の電話アプリから直接発信してください。

この場合、料金は無料です。

また、データSIMのみの契約では0120への発信はできません。

楽天モバイルの契約状況は「my楽天モバイル」アプリから確認できます。

0120に無料でかけるための実践的な方法

0120に無料でかけるための実践的な方法について詳しく解説します。

0120は基本的に無料ですが、通信環境や契約内容によっては料金がかかることがあります。

そこで、ここでは確実に無料で利用するための現実的な方法を紹介します。

固定電話や公衆電話を上手に活用する

0120に最も確実に無料でかけられるのは、固定電話や公衆電話を利用する方法です。

固定電話から発信する場合、すべての0120が無料対象となり、時間帯や回数の制限もありません。

自宅に固定電話がある方は、スマホではなく固定回線を使う方が確実です。

また、公衆電話も0120への発信に対応しており、緑の公衆電話機では「無料通話」と表示されます。

公衆電話からの通話もフリーダイヤルの仕組みによって企業側が費用を負担するため、利用者は一切料金を支払う必要がありません。

ただし、赤い公衆電話やデジタル公衆電話の一部では0120が非対応の場合もあるため、無料マークの有無を確認して利用すると安心です。

公式サイトのチャットやLINE問い合わせを利用する

最近では、企業の公式サイトやLINE公式アカウントで、電話を使わずに問い合わせができるケースが増えています。

特に通信会社や通販サイトなどは、電話窓口の混雑を避けるために、チャットボットやオペレーターによるチャット対応を提供しています。

公式サイトの「お問い合わせ」ページや、LINEの「友だち追加」から公式アカウントを登録すると、チャット形式で質問やトラブル相談が可能です。

この方法なら通話料金が一切かからず、通信データもごく少量しか使わないため、経済的です。

また、チャット対応では履歴が残るため、後から見返して内容を確認できるという利点もあります。

ナビダイヤルを避けるための方法

「0120に電話したつもりが、実は0570だった」というケースは非常に多いです。

0570(ナビダイヤル)は、通話料が発信者負担で、スマホからだと1分あたり10円〜20円程度かかることがあります。

ナビダイヤルを避けたい場合は、以下の方法が有効です。

対策方法 具体的なやり方
企業の公式サイトを確認 「0120」や「一般電話番号」が併記されていないか確認する
チャット問い合わせを利用 0570しか表示されていない場合は、サイトのチャット機能から問い合わせる
コールセンター代替番号検索サイトを利用 「ナビダイヤル代替番号 検索」で一般電話番号を探す

0570は通話時間が長くなると料金が高額になるため、できる限り無料で問い合わせできる手段を選ぶのが賢明です。

IP電話アプリを使って0120にかける方法

IP電話アプリを使うと、通常は0120に発信できませんが、一部のアプリでは例外的に利用できるものがあります。

たとえば、「050 Free」や「SMARTalk」などの一部サービスでは、契約内容によってフリーダイヤルへの発信が可能です。

ただし、アプリの仕様変更や回線ルールによって制限される場合があるため、事前に確認しておきましょう。

また、IP電話アプリを利用する場合でも、インターネット回線が不安定だと通話品質が悪化しやすいです。

安定したWi-Fi環境で利用し、緊急時や重要な連絡はスマホの通常通話を使うのが確実です。

一部企業では「IP電話専用の問い合わせ番号」を設けていることもあり、その場合は050で接続できます。

スマホで0120に電話するときの料金に関するよくある誤解

スマホで0120に電話するときの料金に関するよくある誤解について詳しく解説します。

0120は「フリーダイヤル」と呼ばれるため、すべての人が完全無料で利用できると思いがちです。

しかし実際には、契約内容や利用環境によっては料金が発生することもあり、多くの誤解が存在します。

0120は全て無料だと勘違いしている

最も多い誤解は「0120はどんな状況でも無料」という思い込みです。

実際には、0120は日本国内からの通話であれば無料ですが、海外からの発信や一部のIP電話アプリからの通話は対象外です。

特に、楽天リンクやLINE通話などを経由して0120に発信した場合、接続できないか、有料回線に切り替わることがあります。

また、企業が契約している着信課金サービスの設定によっては、特定の携帯回線からの発信を制限している場合もあります。

このため、「0120なら絶対に無料」と考えるのではなく、利用している通信手段や環境を確認してから発信するのが安全です。

データ通信と音声通話の違いを理解していない

スマホの通信には、「データ通信」と「音声通話」という2種類の通信方式があります。

データ通信はインターネット経由で情報を送受信する仕組みで、LINE通話やZoomなどがこれに該当します。

一方、音声通話は電話回線を使って直接相手と通話する方式で、0120はこの回線を前提に設計されています。

つまり、データ通信専用SIMやIP通話アプリを利用している場合、0120には接続できないことがあります。

また、データ通信を使った通話(VoIP)は、音質や接続の安定性にも影響が出やすいため、重要な通話には向きません。

0120の仕組みを正しく理解していない

0120は「着信課金サービス」という仕組みによって運用されています。

これは、発信者ではなく着信側(企業など)が通話料を負担する制度です。

そのため、企業は通話料金を支払う代わりに、特定の通信経路(携帯キャリア、固定回線など)を限定して運用することがあります。

この仕組みを理解していないと、「電話がつながらない」「料金が発生した」といった誤解を招くことになります。

特に、格安SIMや海外ローミングでは、企業の契約外の通信経路となるため、接続が拒否されることが多いです。

つまり、「通話できるかどうか」は発信者の回線の種類だけでなく、受信側企業の設定にも左右されるという点を押さえておきましょう。

料金トラブルを避けるための大切なポイント

0120を利用するときに料金トラブルを避けるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

まず、発信前に「通話料無料」と明記されているかを確認しましょう。

もし企業のサイトや案内に「ナビダイヤル」や「通話料有料」と記載がある場合、それは0120ではありません。

また、海外滞在中やIP電話アプリを利用している場合は、無料通話の対象外になることを認識しておくことが大切です。

企業によっては、「0120がつながらない場合はこちら」として通常の固定電話番号を案内しているケースもあるので、そちらを活用しましょう。

最後に、通話履歴や請求明細を定期的に確認して、思わぬ課金が発生していないかチェックする習慣をつけておくと安心です。

まとめ|スマホで0120に電話するときの料金の正しい知識を持とう

ポイント
通話料が無料になる仕組み
携帯キャリアごとの料金の違い
格安SIMから0120にかけるときの注意点
IP電話アプリを利用したときの扱い

スマホから0120に電話をかけると、基本的には無料で通話できます。

しかし、契約プランや利用環境によっては通話できなかったり、料金が発生したりすることがあります。

特に、データ通信専用プランやIP電話アプリを経由した通話、海外からの発信などは無料対象外となるため注意が必要です。

0120は「企業が通話料を負担する」仕組みで運用されているため、発信側が使う通信ルートによって接続可否が変わることを理解しておきましょう。

確実に無料で通話したい場合は、固定電話や公衆電話、あるいは企業のチャット問い合わせなどの代替手段を活用するのがおすすめです。

スマホのプランを定期的に確認し、音声通話機能が有効になっているかをチェックしておくことで、不要な料金トラブルを防ぐことができます。

こうした知識を持っていれば、「なぜか0120にかけられない」「請求が来た」といった不安を解消できます。

スマホで0120に電話をかけるときは、無料と有料の条件を正しく理解して、安全に通話を行いましょう。

より詳しく知りたい方は、以下の公式情報も参考にしてください。