最近、「Appleから支払い情報の更新を求めるメールが来たけど、これ本物?」と不安になった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際に届いた詐欺メールの本文を紹介しながら、見抜き方や対策方法を詳しく解説します。
【Apple】ご利用継続のための確認事項について、というタイトルで送られてくる詐欺メールの手口を知っておけば、安心して対応できますよ。
詐欺に騙されないための知識と具体的な防御策を、わかりやすくまとめました。
ぜひ最後まで読んで、安全なネットライフを守ってくださいね!
詐欺メール事例:【Apple】ご利用継続のための確認事項について
詐欺メール事例:【Apple】ご利用継続のための確認事項についてをご紹介します。
それでは、詳しく見ていきましょう!
詐欺メールの本文を紹介
まずは、実際に届いた詐欺メールの本文を紹介しますね。
件名は「【Apple】 ご利用継続のための確認事項について」となっていました。
そして本文はこんな感じです。
お支払い情報の更新が必要です。
Apple ID にご登録いただいているお支払い方法に確認が必要です。現在の情報ではサブスクリプションの継続ができない状態となっています。
このままでは iCloud+ ストレージや関連サービスが一時的に利用できなくなる可能性があります。
引き続きサービスをご利用いただくために、下記より最新のお支払い情報をご確認ください。Wallet アカウント情報を確認する :
https://TRANSLATE.GOOGLE.CO.JP/translate?hl=ja&sl=ja&tl=JP-JP&u=nzuahqax.netご不明な点は Apple サポート をご確認ください。
iTunes、Apple Books、App Store での購入時に使用する パスワードの管理方法 もご確認いただけます。Apple ID は今後 Apple Account としてご利用いただけます。メールアドレスまたは電話番号とパスワードはそのままお使いいただけます。
Apple Account ・ 販売条件 ・ プライバシーポリシー
Copyright © 2025 iTunes K.K.All rights reserved
こんな感じで、「支払い情報を更新しないと使えなくなるよ!」って、焦らせる文面が特徴です。
しかも、リンク先がAppleとはまったく関係ない怪しいURLになってます。
一見すると普通の案内メールに見えるんですが、細かく見ると怪しさ満点なんですよね。
こういった詐欺メールは本当に巧妙なので、冷静にチェックしていきましょう!
本文から感じる違和感ポイント
本文を見て「あれ?」って思った違和感ポイントをいくつか挙げますね。
まず、リンク先が「Google翻訳」を無理やり経由して、別サイト(nzuahqax.net)に飛ばそうとしてる点。
普通、Apple公式ならこんなURLを使うわけがないですよね。
次に、日本語の表現がちょっとぎこちない部分があるんです。
「ご不明な点は Apple サポート をご確認ください。」って、普通は「Appleサポートにお問い合わせください」とか「Appleサポートページをご確認ください」って書き方するはずです。
あと、微妙なスペースの使い方とか、文末の言葉遣いにも違和感を覚えました。
冷静に見れば見るほど、「これ、怪しいな」って思えてきますよね。
焦らせるような言い回しも特徴ですから、落ち着いて判断しましょう!
詐欺メールの見抜き方5選
詐欺メールの見抜き方5選について解説していきます。
それでは、それぞれ見ていきましょう!
①リンク先URLを必ず確認する
まず一番大事なのが、リンク先URLの確認です。
詐欺メールはリンクを踏ませるために作られているので、ここを見ればほぼ正体がバレます。
たとえば今回の例だと、リンク先は「Google翻訳」を無理やりかませて別サイトへ誘導する仕組みでした。
本物のAppleメールなら、公式ドメイン(apple.com)しか使わないですからね。
スマホでもPCでも、リンクにマウスカーソルを合わせたり、長押ししてURLを確認するクセをつけましょう。
焦ってクリックしないようにしてくださいね。
②送信元メールアドレスを見る
次に見るべきは、送信元メールアドレスです。
今回は「chg2bv9@beisd.com」という、Appleとは無関係なドメインから送られていました。
Apple公式メールは「@apple.com」や「@itunes.com」など、分かりやすいドメインを使います。
メールアドレスのドメイン部分(@以降)が変だったら、それだけで「詐欺かも」と疑ってOKですよ。
細かいところですが、超重要なチェックポイントです!
③日本語に違和感がないかチェック
日本語の違和感も、詐欺メールを見破る大きな手がかりになります。
今回のメールだと、「Apple サポート をご確認ください」みたいな、微妙に不自然な表現が目立ちました。
本物のAppleなら、プロの日本語チェックを通してるので、違和感はまずありません。
ちょっとした言い回しのズレでも、警戒するクセをつけましょう。
機械翻訳っぽい文章や、妙に堅苦しい日本語にも注意ですよ!
④個人情報を要求していないか注意
詐欺メールは、個人情報を抜き取ろうと必死です。
リンクを踏ませた先で「Apple ID」「パスワード」「クレジットカード番号」を入力させようとします。
本物のApple公式サイトは、メールから直接そんな入力を求めることはありません。
「アカウント停止します!」「支払いできません!」と脅して、個人情報を奪おうとするので要注意。
絶対にリンク先で情報を入力しないようにしてくださいね。
⑤公式アプリやサイトで確認する
もし「これ本物かも?」と迷ったら、公式アプリやサイトで直接確認しましょう。
iPhoneなら「設定アプリ」→「Apple ID」→「支払いと配送先」で支払い情報が確認できます。
わざわざメールのリンクを使わなくても、自分で公式アプリを開けば安全ですよ。
Apple公式サイトに直接アクセスして、自分でログインして確かめるのが正解です。
少しでも不安を感じたら、必ず公式から自分で確認するクセをつけましょう!
今回の詐欺メールをヘッダ情報から検証
今回の詐欺メールをヘッダ情報から検証していきます。
ヘッダ情報を読み解くと、隠れた詐欺の証拠がたくさん見えてきますよ!
Return-Pathと送信元IPアドレス
まず、Return-Pathと送信元IPアドレスを見ていきます。
Return-Pathは「chg2bv9@beisd.com」となっていました。
これ、Appleとは全く関係ないドメインですよね。
さらに、送信元IPアドレスは「45.4.45.60」でした。
このIPアドレスを調べると、Apple公式とはまったく無関係のホスティングサービス経由だとわかります。
Appleなら、当然Apple自身のサーバーから送るはずなので、この時点で「詐欺確定」と言っていいレベルですね。
Receivedの情報を読み解く
次に、Receivedヘッダを見ていきます。
この部分には、メールがどんなサーバーを経由して届いたかが記録されています。
今回のヘッダには、「beisd.com」という怪しいドメインから送られてきたことが記載されていました。
しかもSoftBankのメールサーバーに届くまでに、信頼できる第三者のサーバーを経由していません。
これも、Apple公式メールなら絶対にありえない経路ですね。
Receivedヘッダを読むと、裏側の怪しさがすぐ見抜けますよ。
認証結果(SPF・DKIM)をチェック
さらに、Authentication-Resultsをチェックしてみましょう。
ここには、送信ドメインの認証結果(SPFやDKIM)が記録されています。
今回の詐欺メールでは、「dkim=none」「spf=none」となっていました。
つまり、ドメイン認証がまったく行われていないんです。
Apple公式メールなら、必ずDKIM署名が付与され、SPF認証にもパスします。
この認証情報が「none」になっていたら、かなり高い確率で偽物と判断してOKです。
ヘッダを読むのは少し難しいですが、慣れるとめちゃくちゃ強力な武器になりますよ!
本物と偽物のAppleメールを見分けるコツ
本物と偽物のAppleメールを見分けるコツについて解説していきます。
正しい知識を身につけて、詐欺に引っかからないようにしましょう!
Apple公式が使うメールアドレスを知る
まずは、Apple公式が使うメールアドレスを知っておくことが大事です。
Appleからの正規のメールは、だいたい「@apple.com」や「@itunes.com」などのドメインを使っています。
たとえば「do_not_reply@apple.com」とか「no-reply@email.apple.com」などですね。
これ以外のドメインから来たメールは、ほぼ疑ってかかるべきです。
普段からApple公式メールを見慣れておくと、怪しいものがすぐ見分けられるようになりますよ!
Apple公式が記載する内容を知る
次に、Apple公式がどんな内容を記載するのかを知っておきましょう。
Apple公式メールでは、基本的に「個人情報の更新は公式アプリか公式サイトから行ってください」と案内します。
いきなり「ここをクリックして情報を更新しろ!」なんて脅迫じみた内容は絶対に書きません。
また、Apple公式は冷静で落ち着いた文面が特徴です。
焦らせるような表現や、警告めいた文言が目立つメールは、まず詐欺を疑いましょう。
Apple公式サイトの案内文と比べる
最後に、Apple公式サイトの案内文と比べてみるのもオススメです。
Appleの公式サポートページには、詐欺メールの例や正しい対応方法が掲載されています。
少しでも迷ったら、公式サイトを見に行って、文章の違いをチェックしてみましょう。
本物は、日本語も自然だし、情報の出し方も誠実そのものです。
公式サイトと見比べるクセをつけると、詐欺メールに騙されるリスクはグッと下がりますよ!
詐欺メールに騙されないためにできる対策5つ
詐欺メールに騙されないためにできる対策5つをご紹介します。
それでは、対策をひとつずつ見ていきましょう!
①迷惑メールフィルターを強化する
まず、迷惑メールフィルターをしっかり設定しましょう。
スマホのキャリアメール設定や、Gmail、Yahooメールなどの設定画面から、迷惑メールフィルターを強化できます。
フィルターを強めにしておくと、詐欺メールは自動的に迷惑フォルダに振り分けられます。
これだけでもかなり安全度がアップしますよ。
万が一届いたとしても、最初から「これは怪しい」と身構えることができるのでオススメです!
②二段階認証を設定する
Apple IDをはじめ、いろんなサービスに二段階認証を設定しましょう。
二段階認証とは、パスワードだけでなく、スマホなどに届く確認コードも必要になる仕組みです。
仮にパスワードが漏れても、確認コードがなければログインできません。
Apple IDの管理画面から簡単に設定できるので、必ずオンにしておきましょう!
自分のアカウントを守るための必須対策ですね!
③フィッシング対策ソフトを入れる
最近はフィッシング詐欺をブロックするセキュリティソフトもたくさんあります。
たとえば「ノートン」「カスペルスキー」などの有名どころは、フィッシングサイトを自動検出してくれるんです。
ブラウザに警告を出してくれるので、間違ってリンクを踏んでしまっても未然に防げます。
スマホにも対応しているソフトが多いので、インストールしておくとかなり安心ですよ!
④情報リテラシーを高める
情報リテラシーを高めるのも超大事です。
リテラシーっていうのは「正しく情報を読み取る力」のこと。
ネットリテラシーが高い人は、怪しい情報に踊らされないし、詐欺メールもすぐ見抜けます。
日頃からニュースサイトや公式情報をチェックして、感度を高めておきましょう。
知識があるだけで、防御力はめちゃくちゃ上がりますよ!
⑤怪しいメールは開かない
そして、これが一番シンプルで効果的な対策です。
怪しいメールは開かない!クリックしない!
メール本文に何が書いてあっても、まずは冷静に「これは詐欺かも」と疑うこと。
特に、心当たりがないメールや、差出人が怪しいメールは無視してOKです。
メールを開くだけでウイルス感染するケースもあるので、怪しいものには触らないのが鉄則ですよ!
まとめ|Appleを装った詐欺メールに要注意!見抜き方と対策を徹底解説
詐欺メール見抜きポイントまとめ |
---|
リンク先URLを必ず確認する |
送信元メールアドレスを見る |
日本語に違和感がないかチェック |
個人情報を要求していないか注意 |
公式アプリやサイトで確認する |
今回は、「【Apple】ご利用継続のための確認事項について」という詐欺メールの事例をもとに、見抜き方と対策を徹底的に解説しました。
一見すると本物に見えるメールでも、URLや送信元、言葉づかいに注目すれば怪しさに気付けます。
大切なのは、少しでも違和感を覚えたら焦らずに落ち着いて対応すること。
また、迷惑メールフィルターの強化や、二段階認証の設定、フィッシング対策ソフトの導入もあわせて実践しておきましょう。
正しい知識と少しの注意で、詐欺メールから自分の大事な情報を守れます。
安心してネットを使い続けるためにも、ぜひ今日から意識してみてくださいね!
さらに詳しい情報は、Apple公式|フィッシング詐欺に関する情報 もあわせてチェックしてみてください。