最近、見知らぬ「+88」から始まる電話番号から着信があって不安になったことはありませんか?
この記事では、+88からの詐欺電話の正体や内容、出てしまった場合の対処法、そして今すぐできる具体的な対策まで、わかりやすく徹底解説します。
電話に出ただけで危険なの?
個人情報が盗まれるって本当?
そんな疑問や不安に答えながら、あなたと大切な人を守る方法をお伝えします。
スマホユーザー全員に知ってほしい内容なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
+88 詐欺電話の正体と危険性を徹底解説
+88 詐欺電話の正体と危険性を徹底解説します。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
+88はどこの国の国番号?
「+88」という番号は、国際電話の国番号の一部です。
具体的には、バングラデシュ(+880)やネパール(+977)、パキスタン(+92)など、南アジアや中東地域の国が多いです。
ただし、最近では+88から始まる電話番号が偽装されて詐欺に使われるケースが増えています。
つまり、本来の発信国とはまったく関係のない悪質な手口なんですね。
「国際電話=海外の知り合いかも?」と思って出てしまう人もいますが、+88の番号には特に警戒が必要です。
知らない番号からの着信は、まずネットで検索してみてください。
電話帳に登録がなければ、出ない方が安全です。
なぜ詐欺に使われるのか
+88のような国際番号が詐欺に使われるのには、ちゃんと理由があります。
一番の理由は、発信元を特定しにくいこと。
詐欺グループは、ボイスオーバーIP(VoIP)という技術を使って、海外からでも国内のように見せかけた電話をかけることができるんです。
その結果、「バングラデシュからの電話なのに、日本語の自動音声が流れる」みたいな違和感がある電話が増えています。
しかも、相手の番号は実在する会社や機関の番号を装っていることもあるんです。
こうなると、見抜くのはかなり難しいですよね。
だからこそ、+88からの着信には特に気をつける必要があるんです。
どんな内容の電話がかかってくる?
詐欺電話の内容は、ほんとに巧妙なんです。
よくあるパターンとしては、こんな感じの自動音声が流れてきます。
「重要なお知らせがあります。◯◯銀行からのご連絡です」
「あなたのアカウントが不正利用されています。至急対応が必要です」
「税務署からのお知らせ。未払いの税金があります」
このあと「オペレーターに繋ぐ」「番号を押してください」と誘導してくるんですね。
ここで操作したり、会話をしてしまうと、個人情報を盗まれたり、さらに別の詐欺に繋がったりする恐れがあります。
「あれ?本物かも…」と焦る前に、一度落ち着いて内容を疑ってみてください。
公的機関や銀行が、いきなり国際電話で自動音声を流してくるなんてこと、まずあり得ません。
どんな人が狙われやすいのか
この手の詐欺、特に狙われやすいのは「情報に不慣れな人」や「高齢者」なんですよね。
たとえばスマホに不慣れな人だと、「国際電話」の意味もよく分からずに出てしまうことがあります。
また、詐欺の内容が銀行や税務署を名乗るような信頼感のある名目なので、つい信じてしまう人も多いんです。
一人暮らしの高齢者や、在宅中の主婦層などもターゲットになりやすい傾向があります。
特に「急いで対応しないと!」と焦らせてくるので、判断を誤りやすいんですよね。
家族や知人にもこういう電話があるって話しておくだけでも、防げる詐欺はたくさんあります。
電話に出たらどうなる?
+88からの電話に出てしまっただけで、すぐに被害に遭うわけではありません。
でも、そこから詐欺の第一歩が始まることが多いんです。
相手は声や返答から、あなたの性別や年齢を推測したり、生活環境を探ったりしてきます。
さらに進むと、クレジットカード番号や銀行口座情報を聞き出してくることもあります。
「本人確認です」と言われてつい話してしまう人も多いんですよね。
それだけでなく、音声データをAIで利用される危険性も指摘されています。
「この人は話してくれる」と判断されると、今後も別の番号から執拗にかかってくることも…。
なので、最善の方法は出ないこと。
出てしまったらすぐ切る。そして、知らない番号には基本的に応答しないようにしましょう。
+88からの電話が詐欺かを見分ける5つのポイント
+88からの電話が詐欺かを見分ける5つのポイントを紹介します。
それでは、一つずつ解説していきますね。
①自動音声で日本語を話す
+88からかかってくる電話の多くは、自動音声による日本語メッセージが流れるのが特徴です。
普通、国際電話で日本語の自動音声が流れることって、ちょっと考えにくいですよね。
たとえば「こちらは◯◯銀行です」や「税務署からの重要なお知らせです」など、一見本物っぽく聞こえるような文言が多いです。
この手の自動音声は、まるで本物のように滑らかに話すので、つい信用してしまいそうになります。
ですが、そもそも銀行や行政が国際電話で連絡を取ってくること自体が不自然なので、そこでまず疑ってくださいね。
もし不安になった場合は、自分で公式サイトの番号にかけ直すのが安全です。
②重要なお知らせや緊急連絡を装う
詐欺電話の常套手段として、「すぐに行動させようとする」手口があります。
「不正アクセスがありました」「利用停止の危険があります」「至急連絡ください」など、緊急性をあおる内容ばかりです。
これにより、冷静な判断力を奪い、反射的に指示に従わせようとするんですよね。
特に、ネット銀行やAmazonなど日常的に使うサービス名を出されると、つい信じてしまいがちです。
でも、こういう連絡が本当に必要な場合は、必ずメールや公式アプリで通知が来ます。
電話だけで急かしてくる連絡は、まず詐欺を疑いましょう。
③銀行・警察・有名企業を名乗る
詐欺の手口として、「信頼されやすい肩書を使う」のも定番です。
たとえば、銀行名・警察・裁判所・税務署、さらにはAmazonや楽天など、身近で信頼できる企業名を名乗ってきます。
そうすることで、「信用できそう」と思わせて、会話に引き込もうとするんです。
でも、本物の企業や機関が、国際番号から自動音声で突然連絡してくることは、まずありません。
さらに詳しく言えば、本人確認やアカウント停止などを理由に、個人情報やパスワードを求めるのもおかしいんです。
相手がどんなにもっともらしいことを言っていても、一度疑ってかかる意識が大事です。
④金銭・個人情報を要求してくる
詐欺電話が「詐欺」たる最大の理由、それはやっぱり「お金や情報を取ろうとすること」です。
「手数料が必要です」「保証金を払ってください」「暗証番号を入力してください」など、言い方は違っても、最終的には金銭的な要求が出てきます。
また、名前・生年月日・口座情報・クレジットカード番号などを聞き出そうとしてくるケースも多いです。
その場で対応しなければいけないような緊急感を持たせてきますが、落ち着いてください。
公式機関が電話でそういう要求をすることはありません。
1つでも「お金」や「個人情報」に関する話題が出た時点で、即ブロック・即切断がベストです!
⑤非通知や国際番号から何度もかかる
一度でも出てしまうと、詐欺リストに登録されてしまうことがあります。
すると、+88以外の番号からも何度も電話がかかってくるようになったり、SMSが送られてくることもあります。
この「何度も連続で来る」パターンは、かなり危険信号です。
また、相手が非通知にしたり、毎回違う国番号を使ってくることもあります。
不審な電話が続くときは、着信履歴をスクショしておきましょう。
そのうえで、スマホの迷惑電話対策アプリを使ってブロック設定しておくと安心ですよ。
+88詐欺電話に出てしまったときの正しい対処法
+88詐欺電話に出てしまったときの正しい対処法を解説します。
焦らず、順番に対応していきましょう。
すぐに電話を切る
まず、電話に出てしまったと気づいた瞬間にやるべきことは、とにかく「すぐに切る」ことです。
相手が話し始めたとしても、内容を最後まで聞く必要はありません。
詐欺師は、心理的に揺さぶってくるプロです。
話を聞いてしまうと、つい返事をしてしまったり、判断を鈍らせてしまうこともあります。
「あれ?」と少しでも違和感を感じたら、その直感を信じて即切断でOK。
対応が早ければ早いほど、被害を未然に防げる可能性は高くなります。
絶対に個人情報を話さない
たとえ相手が「◯◯会社です」「本人確認のためです」と言ってきても、個人情報は絶対に話してはいけません。
氏名・住所・生年月日・電話番号・マイナンバー・口座情報・暗証番号など、たった一つの情報でも渡すと危険です。
最近では、話してしまった声のデータをAIで悪用される可能性も指摘されています。
「はい」と言った一言すら、音声合成に使われるリスクがあるんですよね。
とにかく、「知らない相手に何も話さない」ことが、何よりも大切です。
録音しておくと安心
もし相手と少しでも会話してしまったなら、録音しておくと後々安心です。
スマホの機能や録音アプリを使えば、簡単に通話内容を保存できます。
録音データは、警察に相談する際の証拠にもなりますし、自分の記憶違いを防ぐ材料にもなります。
「何を言われたのか」「何と答えたか」を客観的に把握できるのは、かなり心強いですよ。
もし録音していなかった場合でも、通話の日時や内容をできるだけ正確にメモしておくとよいでしょう。
今後の相談や対策に役立ちます。
警察や消費者センターに相談する
詐欺の可能性がある電話を受けた場合は、一人で抱え込まず、専門機関に相談しましょう。
もっとも身近なのは、最寄りの警察署です。
「サイバー犯罪対策課」や「特殊詐欺対策窓口」が設置されていることもあります。
また、国民生活センター(消費者ホットライン:188)に電話すれば、専門の相談員が具体的なアドバイスをしてくれます。
「自分が被害に遭ったわけじゃないから…」と遠慮する必要はありません。
少しでも不安を感じたら、遠慮せずに相談することで、未然に被害を防ぐことができますよ。
着信拒否・通報の方法を知っておく
一度でも詐欺電話を受けたなら、次に備えて「着信拒否」と「通報」の設定をしておくことが大切です。
スマホの設定で国際番号や不審な番号をブロックできる機能があります。
また、「Whoscall」「迷惑電話ブロック」などのアプリを使うと、リアルタイムで迷惑電話を識別できます。
詐欺に関する情報は「迷惑電話番号データベース」などのサイトでも検索・通報が可能です。
下記に代表的なサービスをまとめました:
サービス名 | 特徴 | 対応端末 |
---|---|---|
Whoscall | 着信時に番号情報を表示、ブロック機能あり | iPhone / Android |
迷惑電話ブロック(NTTなど) | 迷惑電話を自動で検知・拒否 | iPhone / Android / 固定電話 |
警察相談専用電話(#9110) | 詐欺かどうかの相談が可能 | 全国対応 |
こうした対策をしておくことで、今後の詐欺被害をグッと減らせます。
「自分だけは大丈夫」と思わず、備えておく意識が大切です!
+88詐欺を未然に防ぐ4つの具体的対策
+88詐欺を未然に防ぐ4つの具体的対策をご紹介します。
詐欺被害に遭わないための予防策、今のうちにやっておきましょう。
①国際番号の着信には注意する
+88からの電話に限らず、「見知らぬ国際番号」は基本的に警戒しましょう。
特に+88や+60、+63などアジア圏の番号は、詐欺に使われるケースが多く報告されています。
海外に知人がいない場合、国際電話の着信があること自体が不自然です。
「気になるから出ちゃおうかな」と思う前に、まずネットで番号を検索してみるのがオススメです。
また、iPhoneやAndroidでは、国際電話の着信拒否やサイレントモードに設定することも可能です。
こうした設定をしておくだけでも、余計なリスクをぐっと減らせますよ。
②スマホに迷惑電話対策アプリを入れる
最近は、詐欺電話を自動で検出・ブロックしてくれる便利なアプリがたくさん出ています。
たとえば「Whoscall」や「Truecaller」などは、世界中の迷惑電話データベースと連携していて、電話がかかってくる前に「これは詐欺の可能性があります」と教えてくれます。
特にAndroidユーザーには、Google純正の「電話アプリ」もおすすめ。
着信時に「迷惑の可能性あり」と表示してくれる機能がついています。
こうしたツールを活用すれば、自分でいちいち判断しなくてもある程度守ってくれるので、精神的にも安心感がありますよね。
アプリは無料のものも多いので、ぜひ一度チェックしてみてください。
③家族や高齢者に注意を呼びかける
自分が対策していても、家族が同じように警戒していなければ、やっぱり不安ですよね。
特に高齢の親御さんや、スマホに慣れていない家族には、詐欺電話の存在や危険性を共有しておきましょう。
実際の詐欺電話の内容を録音しておいて、「こういう電話がかかってきたら絶対に出ないようにしてね」と伝えるのも有効です。
また、家族で「知らない番号からの電話は基本的に出ないルール」を作っておくと、それだけで防げる被害もあります。
「うちの家族は大丈夫」と思わず、定期的に声をかけてあげることが大切ですね。
④フィッシングSMSにも注意する
電話だけじゃなくて、最近はSMS(ショートメッセージ)による詐欺も増えてます。
たとえば「宅配便のお届けに関するお知らせ」「口座に異常があります」などと書かれたリンク付きのメッセージが送られてきて、リンク先で情報を入力させる手口です。
こうしたフィッシングSMSも、+88系の国際番号や見慣れない番号から送られてくることが多いんですよね。
リンクをクリックしてしまうと、スマホにウイルスが仕込まれたり、入力した情報が盗まれたりする危険があります。
SMSに書かれているリンクは、絶対に開かないようにしましょう。
不審なメッセージは開かずに、すぐに削除。これが鉄則です!
知らない番号からの電話対策で安全な生活を守ろう
知らない番号からの電話対策で安全な生活を守ろうというテーマでお話しします。
日々のちょっとした対策が、あなたや家族を守る大きな力になりますよ。
スマホの設定で国際電話をブロック
まず一番手軽にできる対策として、「スマホの設定で国際電話をブロック」する方法があります。
iPhoneなら「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」、Androidなら端末によって「通話設定」や「セキュリティ」メニューからブロックが可能です。
さらに、国際番号の着信だけを個別に制限することもできます。
「+88」や「+60」「+63」など、詐欺に使われやすい番号を個別に登録してブロックしておけば安心ですね。
最初だけ設定しておけば、あとは放っておいても自動で防いでくれるので、とってもラクですよ。
通信会社の迷惑電話ブロックサービスを活用
大手通信キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)では、迷惑電話をブロックする公式サービスを提供しています。
これを使うと、既に詐欺で通報されている番号や、スパムとして認識された番号からの着信を自動で遮断してくれるんです。
たとえばドコモの「迷惑電話ストップサービス」、ソフトバンクの「迷惑電話ブロック」、auの「迷惑メッセージ・電話ブロック」などがあります。
サービスによっては月額数百円かかることもありますが、それで安心を買えるなら安いものですよね。
固定電話にも対応しているサービスもあるので、ご家庭全体での対策にもぴったりです。
信用できる番号だけに出る習慣をつける
日頃から「知らない番号には出ない」習慣をつけることも、非常に有効な防止策です。
着信があったら一度ネットで検索する、もしくは留守電にメッセージが入ってから折り返す、という行動パターンに切り替えていきましょう。
信用できる人や会社の番号だけ電話帳に登録しておけば、表示されたときに判断しやすいですし、不安も減ります。
子どもや高齢の家族がいる場合は、事前に「出ていい番号リスト」を紙に書いて貼っておくのもおすすめです。
「自分で判断しなくていい」状況をつくってあげるのが、家族の安全を守るカギになりますよ。
最新の詐欺手口を常にチェックする
詐欺の手口は、ほんとに日々進化しています。
「まさかこんな形で…」という新しいタイプの被害が、次々にニュースになってますよね。
そこで重要なのが、「自分から情報を取りに行く」ことです。
警視庁や国民生活センターの公式サイトでは、詐欺に関する最新情報を定期的に公開しています。
また、迷惑電話の口コミサイトや、SNSなどでもリアルタイムな詐欺情報が流れてくることがあります。
「今、どんな手口が流行ってるのか?」を知っておくだけで、詐欺に引っかかるリスクをかなり減らせます。
少し面倒でも、1週間に1回くらいはチェックしておくと安心ですね!
まとめ|+88詐欺電話への対処法と予防策を知っておこう
+88詐欺電話の見分け方5つ |
---|
①自動音声で日本語を話す |
②重要なお知らせや緊急連絡を装う |
③銀行・警察・有名企業を名乗る |
④金銭・個人情報を要求してくる |
⑤非通知や国際番号から何度もかかる |
+88からの電話は、バングラデシュなどの国際番号を装った特殊詐欺の一種である可能性が高く、非常に危険です。
「あれ?国際電話?」「日本語で話してるけど大丈夫?」と少しでも違和感を持ったら、その感覚を大切にしてください。
電話に出ない、個人情報を伝えない、録音や通報、スマホの設定を見直すなど、できることはたくさんあります。
そして、何より大事なのは「自分だけは大丈夫」と思わないこと。
身近な人にも、ぜひこの情報をシェアしてあげてくださいね。
さらに詳しい情報は、以下の信頼できる機関の公式サイトでも確認できます: